ビジネスの進め方も、このような旅行の計画立案を例に挙げると、わかりやすいと思います。どういうことかと申しますと、旅先である目的地は仕事においての「求める業績」となり、ルート(経路)は「業績達成のやり方(方法)」そして、移動手段の乗り物は「ビジネス規模」にたとえられます。
このように、日常の旅行に置き換えて考えると、「求める業績」というものが、いかに大切かがご理解いただけると思います。つまり、「求める業績」がはっきりしていない状態でビジネスを続けているということは、旅に出ているのに、あてもなく、ただ単に“時間と資源(お金やエネルギーなど)を消費している状態”といえるのです。
“やり方”の探し方はナビアプリ検索?
そして、その「求める業績」の達成にいたるまでの“やり方”(方法)の探し方については、僕らがふだん活用するような、ナビアプリの検索などをイメージしていただくとわかりやすいかと思います。ナビアプリの検索というものは、まずは当たり前ですが、必ずスマホやパソコンのアプリを使い、“スタート地点”の設定と、目指す“ゴール”の設定が必要です。
つまりスタート地点とゴールがあって初めて最短ルートや移動手段の乗り物が検討できる、ということです。ここで注目することは、スタート地点が違えば、ゴールまでの“ルート”や“乗り物”が変わってしまう、ということです。
このようなたとえで考えた場合、ナビアプリの検索によって弾き出されたルート(経路)をビジネスに置き換えると、求める業績を達成するまでの「やり方」にたとえられ、スタート地点は「現在の状態」、ゴールは「求める業績」と置き換えられることがわかります。いかに“スタート地点の認識”つまり「現状の認識」が重要なのかがみえてきます。
では、サロンビジネスの場合では、己のスタート地点(ポジション)とは、一体どのような場所になるのでしょうか?