「私たちはどこから生まれて来たのか」この疑問の行きつく先は…

カルマは私たちの人生を操るきわめて重要な要素です。カルマとは「すべての過去生と過去の記憶からくる、すべての心と体の行為」です。

カルマは一般に業と訳されますが、何生も続く、生の長い過去の積み重ねの記憶からくる、体と心のすべての行為のことです。

人間は、考え、感じ、行為をすることで記憶が生まれ、そのためにカルマが生じました。動物との最大の違いは、人間には心があり、ブディ（理解する意識）、知識、知恵があることです。人間は考えたり、忘れたり、決めたり、行動したり、チェックをします。このとき行ったこと、また、これからの行為すべてをカルマというのです。

現在の行為はまた、すべての記憶となって刻まれていきます。人間も、その人特有のカルマによって、カルマの実が現れるのです。

病気になったり、事故や災難に遭ったり、親しい人と仲たがいをしたり、勤めていた会社が倒産するという事態が起きると、私たちはそれらが外からやってくるように感じます。

しかし、そうした現象を引き寄せているのは、あなた自身なのです。これが「カルマ」といわれるものです。

こうしたカルマの法則を知っていくことが、あなたが解放につながっていく第一歩なのです。

ヨグマタ 相川圭子著『心を空っぽにすれば夢が叶う』

（講談社インターナショナル　二〇〇八年）P.60・P.184～191

魂は宇宙からこの地球に心と体を持って生まれてきた。

すべての人間の本質には、もとから愛と平和と知恵が備わっている。

あながが望むものは、すべてあなたはすでに持っているのです。

それが、この世界であり、あなたにはそれがすでに与えられているのです。

ヨグマタ 相川圭子著『心を空っぽにすれば夢が叶う』

（講談社インターナショナル　二〇〇八年）P.317