【前回の記事を読む】「好き」という言葉は付き合う前は多用すべきではない。そのワケは…

青春した年:恐怖の夜景男

★コラム:初期に出会った男たち★

2015~2017年の三年間で私は、凄まじく成長しました。2017年「出会いの年」は、一度でも二人で会ったことがある男性は17人もいたので、紹介したいエピソードはたくさんあったのですが……。厳選したメンバーのみに留めておきます。

〈変化の年:オランウータン〉

彼とは、街コンで知り合いました。お互い大学時代にボランティア活動をしていたことから意気投合。連絡先を交換し、食事に行くことになります。彼は八つも年上でした。何度か食事に行きましたが「何か違うな」と思い、次第に私の方から連絡を絶つようになっていきました。その後も彼は半年に一回くらいのペースで連絡をくれましたが、そのとき気になる相手がいたりでなかなか会う気になれませんでした。

「会ってみようかな」という気になったのは、三年後でした。食事に行くことになった日は3月8日。偶然、三年前に彼と知り合った日と全く一緒だったのです。ちょっと運命を感じてしまった私。実際会ってみると、雰囲気は変わってなかったけど、頭頂部が非常に気になった。彼はまだ30代半ばのはずだったんですが……。「オレの前では気を使わなくていいから」なんて言われて一瞬は心動かされましたが、結局その後会うことはありませんでした。薄い頭頂部、つぶらな瞳。オランウータンみたいだったなあ。

〈遊んだ年:ケンコバと豆柴〉

彼らとは、ヘリ子の紹介で知り合いました。歳は二人とも一つ下。四人でカラオケに行ったり、たこパをしたり。当時の私はまだまだ経験不足だったので、「男子と遊ぶ」ということが本当に新鮮で、楽しかった。

私の好みだったのは豆柴の方でした。小柄でぽっちゃりしてたけど、可愛い顔してて、ほんと豆柴みたいだった。関西出身で話も面白かったし。(オンチなのが残念だったけど)。ちょうど遊んでいたのがバレンタインの時期だったので、二人にチョコを渡しました。連絡をくれたのは、豆柴ではなく、ケンコバでした。

彼は剣道をやっていて(剣道→ケンドー→ケンコバ)、「試合を見に来てほしい」と言われたので、ヘリ子と二人で見に行くことにしました。私だけに連絡が来たので、本当は私一人で来てほしかったのかもしれませんが。しかし、試合の開始時間は遅いわ(ケンコバそっちのけで私たちはイケメン探しをしていた)、やっと試合が始まったと思ったら初戦であっさり負けるわ、でカッコよさゼロ。別にタイプでもないから、完全に冷めました。

私の車を代わりに運転してくれたけど、壊滅的にバック駐車が下手だったこともありました。結構好意を寄せてくれてたっぽいけど、全然好きになれなかった。

実は豆柴に、一年後ふと思い立って連絡してみたんです。でも

「仕事辞めて実家に帰ることになった」

ということでした。彼が広島にいる内に会おう、という話もしていたのですが、結局実現しませんでした。もっと早くアタックすれば良かったなあ~~。