家に帰ると一人で風呂入れがあるのを思い出し、自分と華ちゃんの入浴準備をした。
「華ちゃん今日はつかれたかな? お風呂はいろうねぇ~」
裸になったおれが華ちゃんの服を脱がし、泣きまくる華ちゃんを抱いて風呂場へ行った。
おやじさんのようにはいかないので、シャワーを高い位置にセットして立って抱いたまま自分と華ちゃんの体を洗った。
華ちゃんが昨日以上に泣きまくるので大慌てで湯船に入った。
そして、やっぱりおやじさんのように手のひらで首を支えて浮かすのは難しく、上手くできなかったのでやめて普通にタテ抱きのままで入った。
ほっとしたのも束の間、華ちゃんが真っ赤な顔で気張りはじめた。
「これはやばいぞ……いま入ったばかりだし待ってくれ華ちゃん」
しかし、おれの願いもむなしく華ちゃんは気持ち良さのあまりにそのまま湯船で脱糞してしまった。マジでいまは勘弁してほしかった。
なげいていても仕方がないので、華ちゃんを抱いたままウンチを手桶ですくい取り湯を抜き風呂を洗って、また最初と同じように二人でシャワーを浴びてお風呂を出た。
とにかく慌てて華ちゃんを着替えさせ、おれは少しくらいぬれたままでもお構いなしで身支度を済ませ、華ちゃんに風呂上がりの一杯の麦茶ではなく、今日はミルクを飲ませた。
二人と夕飯を食べて帰ったせいで帰りが遅くなっていたのと、華ちゃんはおれたちの食事中ずっと寝たままだったからミルクを飲んでおらず腹ぺこだったからだ。
ミルクのあとはちゃんとゲップもさせて抱っこして寝かしつけた。おれもやっぱりそのまま眠ってしまった。
この日は、夜中に一度華ちゃんがグズったのでオムツを替えて、麦茶をすこし飲ませてまた寝てもらった。