日本の政党
敗戦後日本はアメリカに占領されましたが、アメリカが資本主義国家のため、日本は保守党の自民党が占領軍との折衝に当り、当時の主役は自民党でしたが現在でも政治の主役は自民党です。アメリカの勢力が衰えるまでは当分此の状態が続くでしょう。
しかしアメリカの実力も後30年で衰え、日本はアメリカの束縛から解放され、今問題の沖縄も同時に解決するでしょうが、それまで沖縄の皆さんにはご苦労が続きます。
日本は資本主義政党の自民党政権のため、アメリカ資本主義国家と同様に富裕層が恵まれ、労働者が貧しい生活を享受する格差の激しい日本になりました。
戦後は社会党も健全で凶弾に倒れた浅沼稲次郎氏など、労働者の代弁者として自民党と激しく論戦を交え、労働者を擁護していましたがリーマンショック以後、世界同時不況になり、往年の社会党が社民党になり、現在労働者を擁護する昔のような社会党が姿を消し、資本主義政党の自民党一強になりました。
日本も資本主義の自民党政治を変えるため民主党に政権を変えましたが、アメリカ依りの自民党政策を一気に転換することは、アメリカの圧力のため儘ならず、そのうえ不運にも東日本大震災と原子力発電所の大事故が重なり、初めて責任政党になった民主党には荷が重すぎ、自民党が再び責任政党として国政を担当するようになりました。日本は欠点の多いアメリカの議会政治を見本にせず、新しい議会制度を世界に先駆けて作る時期に来ていると思います。