前向き、積極的に生きよう
ラフな人生で、いいのでないでしょうか。
対話型コミュニケーションというのがあります。これは、声の大きさ、言葉、しぐさなどの言語をベースとしながら、ワークやジェスチャー、そぶりを交えて自分やひととコミュニケーションを取ろうとする方法です。こころとこころを理解しあい、意思疎通しようとするのです。
みなさんも、自分のこころと体の動きが伴わず、思い通りにいかなかったことはありませんか。自分がやっているのだという意識が大事なのだそうです。不器用なわたしたちですが、自分が、できたのだという気持ちになれたら、そんな晴れの気分のメモを増やしませんか。
小さなメモが、自己理解への一歩につながるかもしれません。もしも、これで、解決できない、何もできない時は、迷わずに、誰かに相談しましょう。
わたしたち、対人コミュニケーション力が低めだそうです。周りにいる、きめの細かい人や計画を立てられる人がうらやましくてたまりません。
でも、そのような丁寧な生活は次の人生に任せて、いまの自分を大事にしませんか。うらやましいという気持ちは、仏教的には、恨みにつながるそうでして、あまりいい結果につながらないそうです。
だからポジティブに、いまの自分を受け入れられたら楽になりませんか。常人になるのはあきらめて、いま鏡に映っている自分を大切にしませんか。そして日本の学校で教わってきた和の精神とか、みんな一緒みたいな価値観をあきらめて、孤独を恐れない力、こころのマッスルを鍛えませんか。
もちろん、つらいときは、助けが必要です、人間ですから。そういった力を培いませんか。
○人生という冒険には、救助という手段が
かならず用意されていなければいけないライフセーバーは、山や海で遭難したひとが、自分は助かるという希望を持っている、あるいは絶望している、どっちのメンタルにいるかによって体調が短期間で著しく左右されて、それが生死に直結してしまうことをよく知っているそうです。
人生って、自分だけの冒険です。人間が人生という名の冒険に出かけるときは、救助するものがなければ困りますね。
たとえば、救命いかだには、遭難したひとを励まし、希望をもたせるための文書も備え付けられているのだそうです。もう少ししたら、人生という冒険に挑んでいるひとたち、全員が、救助という手段をもてる、そんな世界になりたいです。運命の長さを決めるのは、神様かもしれないけど、ライフセーバーさんの知識のように、希望を持つか、絶望するかによって、左右されるのも、人生の長さだそうです。
そしたら、自分のこころの救助、つまりレジリエンス力を鍛えませんか。
考えと、事実は、ひとによってとらえ方が違うし、結果も影響されるということに気が付きたいのです。『羅生門』って、教科書で読んだことがありませんか。状況、気分、考え方は、そのひとの、くせで、かわります。
それで、何もできないのだったら、がんじがらめになっている自分に気が付いたら。その根拠、なぜそう思っているのか、情報不足だったりすることもあるから、情報を集めませんか。そして、見方を変えて、それを考え直しませんか。相手の言っていることに、科学的根拠はあるでしょうか。
自分に自信がないわたしたちですが、このようなアプローチで、前向きになれるかもしれないのです。八方ふさがりな状態から変わるかもしれません。次の考えが思い浮かび、こうしてみようと思えるかもしれません。そうすると、気分が変わるかもしれません。自分の状況の考え方、気分のとらえ方、そして、それによる受け取り方は、必ずしも、事実ではない可能性があるのです。
ネガティブな状況ととらえていることも、裏を返せば、別の見方ができるっていうチャンスという考え方、自分の考え方の中にほしくないですか。もっと前向きになれる可能性があるのです。