エッセイ 歴史・地理 写真集 ウユニ塩湖 ボリビア 2022.07.09 写真集『Beautiful Moments UYUNI』より6枚 Beautiful Moments UYUNI 【第2回】 樋渡 さなえ ボリビア中央西部に位置する標高3700mの塩原に広がる 奇跡の風景を切り取った美しい写真集 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 ※本記事は、樋渡さなえ氏の書籍『Beautiful Moments UYUNI』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。 【前回の記事を読む】写真集『Beautiful Moments UYUNI』より5枚 UYUNI
エッセイ 『逆境のトリセツ[パラリンピック特集]』 【新連載】 谷口 正典,益村 泉月珠 右足を切断するしか、命をつなぐ方法はない。「代われるものなら母さんの足をあげたい」息子は、右足の切断を自ら決意した。 失うのは生命か右足か究極の選択まだ寒さが残る三月。午前二時。ピンポーン。「こんな時間に誰?」上着を羽織りながら玄関を開けた。そこに立っていたのは、背筋を伸ばした警察官だった。「正典さんのご家族の方ですか」「正典の母です。どうかしたんですか?」「正典さんが、国道二号線でトラックとの事故に遭いまして……」「え……、正典は無事ですか?」「現在、病院に搬送中です」動転した母は、兄と一緒に俺が運ばれた病院…
小説 『ツワブキの咲く場所』 【第18回】 雨宮 福一 ハムスターに嫉妬し、小さな命をそのまま土に埋めた。その後、主治医から家族と離れて暮らすことを提案され... 【前回の記事を読む】ペットのハムスターを庭に生き埋めにした。手のひらに、脈打つ小さな心臓。皆が私の方を見た。私を、見てくれたのだと思った。「君がこのまま家族とかかわり続けることは、互いにとってけっして良いことではないと思う。どうだろう。家族と離れて暮らさないか? 岡山であれば、私も協力できるから」 まさに入院の一歩手前。そう告げた主治医のおかげで、家族から距離を置くという選択肢があることを、私は…