俳句・短歌 句集 2022.06.11 句集「八ヶ岳南麓」より三句 句集 八ヶ岳南麓 【第68回】 浅川 健一 八ヶ岳の麓で暮らす医師の、四季折々の俳句集 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 大根の洗ひざらしを下げて来し 方丈の雨はしづかに蕎麦の花 赤とんぼダムに沈みし村のこと
エッセイ 『妻の笑顔』 【第4回】 新保 昭 ステージ4の大腸がんで寝たきり状態になってしまった妻。会話は無く、苦痛のせいか時々本能剥き出しのような表情をするように… 【前回の記事を読む】妻が寝たきりになった。治療のため病院を転々としていた時、“一言だけ”言葉を絞り出してくれたが…上手く答えられなかった。今看護師さんに頼んで血圧を測って貰った。上91下54で安定している。基本、定期的には測らない。今日の昼から部屋が1007号室に変わった。1日16500円、高い部屋代取って出て行かせる算段か。早く受け入れてくれる病院を探さないと又お金が飛ぶ様に消えて行く。お金が…
小説 『アリゲーターブリッジ』 【第4回】 菊谷 保 「悲鳴が聞こえませんでしたか」中世の城塞都市のような堅牢で荘厳な建物は、得体の知れないモノを研究する施設に感じられ… 【前回の記事を読む】真っ白な峠道に無数のイタチが飛び出した……急ブレーキの直後、彼女の胸に嫌な予感が走った「あと一キロと出てますよ」先ほどの難所を越えて、しばらく走ると、今度はスキー場を思わせる見晴らしのよい、開けた場所へと出てくる。ディスプレーが示すゴールは、この坂の上と印されており、道路脇には小さな案内板もあった。「ありましたよ、所長。『山吹家 告別式』って書いてあります」はやる気持ちを抑え…