我々の身体は細胞でできている。

その細胞は分子、原子でできている。

分子、原子は素粒子でできている。

ウィルスも人類も素粒子でできている。

そして、地球、宇宙を見渡すと素粒子の濃淡にすぎない。

人の脳は、各人、頭の中に有る。

そして、個々人が自我を持ち思考し

現在の世界を構築している。

そして、昨今では量子コンピュータと

いう時空を超越し、計算できるものも登場している。

人間は各人格を持ち

それを通してツールを作り出し、生活し、

生きている。

ウィルスの場合、自我も人格もなく

又、単体では思考も無い。

しかし、ウィルスが、ダイレクトに素粒子の領域にコンタクトできたとしたら。

人間の思考を乗っ取るくらいでは終わらないであろう。

人間がこの病気に対してワクチンや、薬を作り出し、

対抗しようとしている一方で、

ウィルスは、収束を装い、新たな攻撃を仕掛けてこないとも限らないのである。

人間は、五感を用い、且つ、何等かの道具を用いて事に当たることしが出来ない。

しかし、彼らがいきなり素粒子の領域にアクセス出来たとしたらどうだろう。

当然のことながら、人類の何百倍以上の容積を持つ脳を使用すれば、それを具現化するのは

容易いと考えられる。


用語解説【量子】

粒子と波の性質を併せ持つ原子や分子、またはそれよりも小さな物質やエネルギーの単位。本書で使用する「量子」という言葉は、この世やあの世を関連付ける類の量子論や、形而上学的なものではなく、あくまで「現実の世界」を考察していくための一つの比喩的表現である。