わたる
出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
32歳。この手からは、いつも大切なものがこぼれ落ちていった。
9歳のとき、父の不倫の果てに母を亡くした中村渉。父はやがて再婚するが、16歳のときその父も逝った。継母のもとにひとり残された渉に与えられたのは、窓のない三畳の納戸だった。
18歳で逃げるように家を出た彼がたどり着いたのは、女性用風俗店のセラピストという仕事だった。女性の心と体を癒やし、必要とされることで、渉は初めて自分の居場所を見つけたように思えた。
しかし、その先には、人生を揺るがす運命が待っていた――。
何度ゼロに戻されても生き抜く男の、再生の物語。
9歳のとき、父の不倫の果てに母を亡くした中村渉。父はやがて再婚するが、16歳のときその父も逝った。継母のもとにひとり残された渉に与えられたのは、窓のない三畳の納戸だった。
18歳で逃げるように家を出た彼がたどり着いたのは、女性用風俗店のセラピストという仕事だった。女性の心と体を癒やし、必要とされることで、渉は初めて自分の居場所を見つけたように思えた。
しかし、その先には、人生を揺るがす運命が待っていた――。
何度ゼロに戻されても生き抜く男の、再生の物語。