【前回の記事を読む】腕を引くと、黙ってついてきた…個室トイレの鍵をかけた瞬間、理性は消えて――“余韻”の中で唇を重ねると、彼女の目には涙が浮かんでいて……唇を離したあと装いを元に戻し、この秘密が誰にもバレてないと、完全犯罪を成し遂げた共犯者の様に2人は満ちたりた笑みを浮かべていた。女はうっとりとした潤(うる)んだ瞳で正春の顔を静かに見つめている――。そして人差し指で頬の疵痕を不思議そうなあどけな…
第5回小説コンテストの記事一覧
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