【前回の記事を読む】障害のある妻と、気持ちのズレでぎくしゃくしたり、言い争いをしたりすることもある。それでも一緒に過ごす時間は増えて…最近はどこにいても私たちのいるところが実家だとみんな思ってくれています。子どもたちも自分の家族を持ち、そこが彼らのかけがえのない実家になっていくのだろうと思えば何となく落ち着きます。引っ越すまでの数か月は、ダイニングをパーテーションで区切った一角に妻のベッドを置き…
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み[人気連載ピックアップ]』【第6回】村瀬 俊幸
「紙やすりで撫でられたような気持ち悪さ」障害が残り、皮膚感覚が弱くなった妻。自由に動けない姿は精神的にも本当に辛そうで…
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小説『お嬢様の崩壊[人気連載ピックアップ]』【第10回】いけだ えいこ
家族がまだ寝ているうちに、荷物を持って玄関を出た。今までにない解放感で叫び出しそうだった。何年もの間、家族にしばられて…
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エッセイ『振り子の指す方へ[人気連載ピックアップ]』【第13回】山口 ゆり子
まだ熱のある妻にいつもどおり弁当を作らせて仕事に行く以外、僕には能がない。妻から隠れたい。早く職場に向かいたい。情けない。
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小説『愛しき女性たちへ[人気連載ピックアップ]』【第10回】白金 かおる
どのような経緯で二人きりになったのか、どうしてホテルに行くことになったのか覚えていなかった
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エッセイ『遠い夢の向こうのママ[人気連載ピックアップ]』【第5回】かおる
何の取り柄もない子供だった。家族の中で唯一そばかすがあり、自分の顔が汚れているのだと思いしょっちゅう顔を洗っていた。
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み[人気連載ピックアップ]』【第5回】村瀬 俊幸
障害のある妻と、気持ちのズレでぎくしゃくしたり、言い争いをしたりすることもある。それでも一緒に過ごす時間は増えて…
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小説『お嬢様の崩壊[人気連載ピックアップ]』【第9回】いけだ えいこ
家ではいつも不機嫌な夫。子どもの塾にお金がかかるようになっても、夫は余分なお金をくれなかった。言っても無駄だった。
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エッセイ『振り子の指す方へ[人気連載ピックアップ]』【第12回】山口 ゆり子
我が子を喪い、無反応になった妻。庭でハーブを摘んで手渡すと、いつもなら甘えて抱き着いてくるはずが、振り返ろうともしない。
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小説『愛しき女性たちへ[人気連載ピックアップ]』【第9回】白金 かおる
仕事関係で知り合った家庭のある女性とW不倫関係に。特にタイプというわけではなかったが、張りのある体付きが魅力的な女性で…
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エッセイ『遠い夢の向こうのママ[人気連載ピックアップ]』【第4回】かおる
厳しく静かな家で育ったアダルトチルドレン。はしゃいだり、ふざけたり、思ったことをぽんぽん口に出せる子供ではなかった。
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み[人気連載ピックアップ]』【第4回】村瀬 俊幸
まさか妻が車椅子生活になるなんて予想できなかった。住み慣れたアパートでも、暮らせないことはないだろうが…
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小説『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』【最終回】松谷 美善
木村のおばあさんから三千万円を騙し取った。それなのに、捕まった私の罪が軽くなるようにと嘆願書を書いてくれて…
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小説『お嬢様の崩壊[人気連載ピックアップ]』【第8回】いけだ えいこ
子どもたちも夫も、私に向かって笑ってくれなかった。家の中に笑顔がなかった。いつも笑って歌う彼の姿だけが心をほぐしてくれた
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エッセイ『振り子の指す方へ[人気連載ピックアップ]』【第11回】山口 ゆり子
胃ろうへの移行を促され、べそをかくように泣いた父。寝たきりになり、私が作った食事だけが生きる楽しみだったのだ。
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小説『愛しき女性たちへ[人気連載ピックアップ]』【第8回】白金 かおる
酒に酔っては母を叩いていた父。襖の隙間からその恐ろしい光景を見て、耳を塞いで耐えていた姉と私
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エッセイ『遠い夢の向こうのママ[人気連載ピックアップ]』【第3回】かおる
アダルトチルドレンの私と、子供時代の記憶。育ての母は私が近所の子と遊ぶのを嫌っていたため、ほとんど家でひとりで遊んでいた。
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エッセイ『記憶の旅に栞紐を挿み[人気連載ピックアップ]』【第3回】村瀬 俊幸
緊急入院から3週間後転院するため福祉タクシーに。車椅子に全身固定されワイヤーで車の中へ引き上げられる妻
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小説『泥の中で咲け[文庫改訂版](人気連載ピックアップ)』【第21回】松谷 美善
年寄りの寂しさにつけ入るのは、とてもたやすい作業だった。彼らが喜びそうなことを言うと、面白いように高齢者は私に騙された
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小説『お嬢様の崩壊[人気連載ピックアップ]』【第7回】いけだ えいこ
車で流れたコンサートDVD…目が離せなかった。生まれて初めてファンクラブというものに入会した。夫や子どもには内緒だった。
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エッセイ『振り子の指す方へ[人気連載ピックアップ]』【第10回】山口 ゆり子
母は、あの男の子とたいして変わらない。蟻の触覚をむしっては、方向感覚を失い惑うその様子を楽しんでいたあの男の子と…