元気な時の春爺さんの夜のお誘いは、そのうち、職員のちょっとしたお楽しみになりました。夜になると、居室のドアを少し開けてチラッと顔を出します。女性なら誰でもいいわけではなく、好みのワーカーさんだと微笑みながら、おいで、おいでをします。好みでなければ、しばらくジーッと見つめながら、静かにドアを閉めます。顔を出して、男性ワーカーだと即座にススっとドアを閉めて寝られます。あぁ、ちゃんと男女は認識している…
人気連載ピックアップの記事一覧
タグ「人気連載ピックアップ」の中で、絞り込み検索が行なえます。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
-
エッセイ『安らぎのある終の住処づくりをめざして[人気連載ピックアップ]』【第15回】鈴木 岳
96歳患者「なんだか調子が悪い…」胃カメラの結果に医師驚愕
-
エッセイ『プリン騒動[人気連載ピックアップ]』【最終回】風間 恵子
6年生の組体操。ピラミッドの一番頂上の一人が乗っていないことに誰もが気づいた。家に帰って、子供たちに聞いてみると...
-
エッセイ『ALS―天国への寄り道―[人気連載ピックアップ]』【第15回】島崎 二郎
四人部屋に移ると、かなり長話をするご家族が…見習いたいと思い、訊ねてみると「私の独りごとなんですよ。お宅がうらやましい」
-
エッセイ『安らぎのある終の住処づくりをめざして[人気連載ピックアップ]』【第14回】鈴木 岳
人肌恋し、女性恋しの91歳の春爺さん。認知症スクリーニングテストで書いた一文は「彼女に会いたい」
-
エッセイ『ALS―天国への寄り道―[人気連載ピックアップ]』【第14回】島崎 二郎
「今日カラ、安心シテ、イイ?」「うん。いいよ。」―私は妻の苦しい気持ちも、優しさも理解できるようになっていた。
-
エッセイ『安らぎのある終の住処づくりをめざして[人気連載ピックアップ]』【第13回】鈴木 岳
「入院は絶対しない!」そう言い切って最期を迎えた入居者の女性。中庭の中央に自生していた大きな八重桜が大好きだった…
-
エッセイ『プリン騒動[人気連載ピックアップ]』【第14回】風間 恵子
ミーアキャット立ちする双子の視線を点線で辿って行くと、その先には、緑の木立ちの中に一際目立つピンクの長方形が停車していた。
-
エッセイ『ALS―天国への寄り道―[人気連載ピックアップ]』【第13回】島崎 二郎
「私、生きていてもしょうがないかなぁ~」それは、ALSになった妻の、私に対する重い覚悟の問いかけだった
-
エッセイ『安らぎのある終の住処づくりをめざして[人気連載ピックアップ]』【第12回】鈴木 岳
終末期に医師に求められるものとは―治療よりも「看護」であり「介護」なのかもしれない
-
エッセイ『ALS―天国への寄り道―[人気連載ピックアップ]』【第12回】島崎 二郎
「いつ、恩を返せばいい。私に、これから、何ができるの?」―ALSの闘病生活の終わりは、死しかない。妻は…
-
エッセイ『安らぎのある終の住処づくりをめざして[人気連載ピックアップ]』【第11回】鈴木 岳
高齢者住宅では働いている職員の姿が見えるということはとても重要
-
エッセイ『プリン騒動[人気連載ピックアップ]』【第12回】風間 恵子
それから先、夫は家には戻らなかった。二人の子供と私を置いて、着の身着のまま出て行った。
-
エッセイ『ALS―天国への寄り道―[人気連載ピックアップ]』【第11回】島崎 二郎
転院先への違和感…入院中の妻は「看護師さんは忙しいから」と言うけど、私は転院当初のことが頭によぎった。同意書を渡され…
-
エッセイ『安らぎのある終の住処づくりをめざして[人気連載ピックアップ]』【第10回】鈴木 岳
体が効かなくなると生きがいや生きてる価値なんてない?…いいえ、「そこに生きていて下さるだけでありがたいのです」
-
エッセイ『プリン騒動[人気連載ピックアップ]』【第11回】風間 恵子
「なんだ、そのひからびた乳は! そんなんじゃ、ちゃんと育たないべ。」授乳中、お構いなしに入ってくる義父...
-
エッセイ『ALS―天国への寄り道―[人気連載ピックアップ]』【第10回】島崎 二郎
「今日ハ、何、食ベタノ」手動式の五十音字表で、何度も同じ質問をしてくる妻。少し苛立ったが、違う…妻の本当の想いは…
-
エッセイ『安らぎのある終の住処づくりをめざして[人気連載ピックアップ]』【第9回】鈴木 岳
訪問されるご家族やお孫さん、慰問に来てくれる園児たちに大人気の〝果実をつまめる〞庭
-
エッセイ『ALS―天国への寄り道―[人気連載ピックアップ]』【第9回】島崎 二郎
妻の余命が三カ月を切った。生命維持装置を選択すれば、想像もできない苦しみが何年も続く…でも、私は妻のそばにいたかった。
-
エッセイ『安らぎのある終の住処づくりをめざして[人気連載ピックアップ]』【第8回】鈴木 岳
「視覚」「聴覚」「触覚」「味覚」「嗅覚」の五感にこだわった庭づくりで刺激のある環境作り
-
エッセイ『プリン騒動[人気連載ピックアップ]』【第9回】風間 恵子
よそいきの服によそいきの顔を着けて出かけて行く夫。若い蝶がヒラヒラと夜に咲く花を探し求めるかのように。そこには色の香りが漂っていた。