2鉄平のセピア色の旅の出発駅だ。部屋は木造校舎の一番端で半分は物置部屋になっていた。入口の引き戸は異音がする。薄暗い部屋の壁際のスイッチをカチッと押した。すぐには点滅しない。しばらく待っていた。突然点灯するのが楽しかった。鉄平が六年生の時に、学級委員長から、新聞委員をやらないかと誘われた。三か月に一度発行するだけで、簡単だよと説明を受けた。それならばと引き受けた。実際、もう三回は終わり、最後の発…
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