4途中、手前の音楽室の前でコーラス部の女子の澄んだ歌声が聞こえた。まるでピアノと歌声が手を繋いでいるようだった。「小さい秋見つけた、小さい秋見つけた」僕達は廊下で今頃秋は無いよねと言って声を出さずに笑った。しばらく聞いていると今度は「春よ、来い、早く来い」が聞こえた。僕達の話が聞こえる訳はないのだが。二人で声を出さずに、お互いの肩を叩いて笑った。鉄平が何かを思い出した。「確かうちのクラスにもコー…
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小説『爽快隔世遺伝』【第4回】多地 治雄
この年になっても絶対に消えない思い出があった。