「景子けいこちゃん…ちょっと心臓が…苦しんやけど…」夜も更けてきた頃になって、義母が小さな声で、済まなそうに訴えた。義父が亡くなってから、ずっと大阪で独り暮らしをしていた義母を自宅に引き取り、介護し始めてから10年ほど経つ。いつも私のことを気遣ってくれて、決して無理は言わない人だった。(お義母さんがこんなん言うなんて、よほどのことやろうな…)私はすぐに、地元、神奈川県内にある自宅近くの総合病院に…
モラハラの記事一覧
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小説『夫 失格[注目連載ピックアップ]』【新連載】時亘 一肇
「お袋をいじめるのはやめろ!」デイサービスへの送り迎えさえしない夫に言われた。義母の介護はすべて私がやってるのに。
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小説『夫 失格[人気連載ピックアップ]』【最終回】時亘 一肇
二年の歳月経て遂にたどり着いた分岐点 「いまこのときが ほんとのしあわせ」
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小説『夫 失格[人気連載ピックアップ]』【第30回】時亘 一肇
血のつながり、家族の絆、家に残されたものを見ると、そんなものが惜しいと思うことはなかった
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小説『夫 失格[人気連載ピックアップ]』【第29回】時亘 一肇
「このエネルギーを、こんなふうになる前に、もっと家族に注いでくれたらよかったのになあ」
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小説『夫 失格[人気連載ピックアップ]』【第28回】時亘 一肇
いまだにメールには大量のハートマーク これが最後のメールと思いきや...
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小説『夫 失格[人気連載ピックアップ]』【第27回】時亘 一肇
夫から懺悔のメールが毎日のように届く そんな中一通の封筒をポストへ投函する...
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小説『夫 失格[人気連載ピックアップ]』【第26回】時亘 一肇
「辛いよ。景子ちゃん。」今度は自らの不幸を訴え、夫はいつまでもよりを戻したがっていた
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小説『夫 失格[人気連載ピックアップ]』【第25回】時亘 一肇
いつまでも送られてくる夫からのメール その内容はどれもうんざりするものだった...
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小説『夫 失格[人気連載ピックアップ]』【第24回】時亘 一肇
妻に頼り切りだった夫 逃げられた現在は、大晦日もカップラーメンを食べているらしい...
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小説『夫 失格[人気連載ピックアップ]』【第23回】時亘 一肇
「景子ちゃんに会いたいよ。景子ちゃんは、自分にとって一生たった一人の妻だし、誰よりも愛しています。」不倫した夫が送る愛のメールの数々
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小説『夫 失格[人気連載ピックアップ]』【第21回】時亘 一肇
離婚調停へ向けた妻の意思は固く、動かない 娘とペット共に意を決して夜逃げに挑む
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小説『夫 失格[人気連載ピックアップ]』【第20回】時亘 一肇
夫が2階に上がるたびに走る緊張感 少しずつ、少しずつ、荷物を運び出し、夫から離れる準備が進む
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小説『夫 失格[人気連載ピックアップ]』【第19回】時亘 一肇
夫の怒鳴り声は家の外まで聞こえていた 近所の人や職場の人に心配され、遂に家を離れることに
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小説『夫 失格[人気連載ピックアップ]』【第18回】時亘 一肇
夫の理解不能な行動に恐怖 「最近、怒鳴ることが増えてきた。事件が起きなければいいけど……。」
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小説『夫 失格[人気連載ピックアップ]』【第17回】時亘 一肇
浴室で一人呻き、怒る夫 夫婦は言葉を交わすことすらできなくなってしまった
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小説『夫 失格[人気連載ピックアップ]』【第16回】時亘 一肇
子育てはひと段落、反省しない夫とはさようなら? 「さあ、明るい未来に向かって、自分自身のために頑張っていこう!」
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小説『夫 失格[人気連載ピックアップ]』【第15回】時亘 一肇
〈肝心な時は嘘ばっかりついて、平気で人を最悪に傷つける人からのメールはいらないです〉不倫ばかりの夫から驚きのメールが届く
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小説『夫 失格[人気連載ピックアップ]』【第14回】時亘 一肇
懲りない夫に遂に反撃 夫の取引先に警告のメールを送るも、悪者にされるのはいつも妻ばかり
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小説『夫 失格[人気連載ピックアップ]』【第13回】時亘 一肇
不倫相手からメールが届く 上から目線でふてぶてしく、同情的な言葉に高じる怒り
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小説『夫 失格[人気連載ピックアップ]』【第12回】時亘 一肇
「こんな頭のおかしい人とは、いつまでも一緒にいられない」恫喝し、暴れる夫の拗れた愛情は恐怖であった