冨田 修
日本古代史を社会学的視点、具体的にはジェンダー視点で見直すことにより、日本神話が「双系継承社会」を描写していることを発見。そしてその「双系継承社会」が、卑弥呼、神功皇后から、推古天皇や持統天皇を通して奈良時代まで続いたことを明らかにした。天照大神、卑弥呼、神功皇后は明らかに筑紫の人であることから、神功皇后と倭王讃(応神天皇)がヤマト王権を打倒したことを記述した「日本書紀」の史実性を確認した。
神功皇后が372年に七支刀を百濟王から献上されたこと並びに、「三国史記」の記述を前提にすると、高句麗好太王碑文の「倭辛抱年をもって来る」は、高句麗と倭国の軍事衝突ではなく、倭国からの使者が百濟に来たという事実であることを解明し、百濟王が何故七支刀を倭国に送ったのか、新しい仮説を提示した。400年前後の倭国の状況を詳細に記述、倭五王の正体を明示した、古代史ファン待望の1冊。
神功皇后が372年に七支刀を百濟王から献上されたこと並びに、「三国史記」の記述を前提にすると、高句麗好太王碑文の「倭辛抱年をもって来る」は、高句麗と倭国の軍事衝突ではなく、倭国からの使者が百濟に来たという事実であることを解明し、百濟王が何故七支刀を倭国に送ったのか、新しい仮説を提示した。400年前後の倭国の状況を詳細に記述、倭五王の正体を明示した、古代史ファン待望の1冊。