奈緒が選んだのが松井? と思ってしまった僕。好きだった奈緒への淡い想い、大切にしまってあった宝箱を無造作に開けられてしまったような感覚さえ覚えた。でも、目の前の松井と葉月ちゃんの間には、姿は見えなくとも確実に奈緒の存在が感じられたことも事実だった。さっき葉月ちゃんと話した時に懐かしさを覚えたのは、奈緒の面影をどこかに感じていたのだろうか。奈緒と僕の家は近かったけど、高校時代一緒に帰るのは付き合っ…
[連載]君と果実を
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小説『君と果実を』【最終回】牧原 智⼦
大切にしまってあった宝箱を無造作に開けられてしまった
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小説『君と果実を』【第10回】牧原 智⼦
こんなにかわいい子供を残して旅立ってしまうなんて……
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小説『君と果実を』【第9回】牧原 智⼦
「スタッフ募集」の色あせた看板がまだ有効なのかどうかを知りたかった
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小説『君と果実を』【第8回】牧原 智⼦
一度東京に出てから実家に戻る、というのはかなり勇気がいる
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小説『君と果実を』【第7回】牧原 智⼦
結婚生活ってこんなもの? 同棲ってこんなカンジ?
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小説『君と果実を』【第6回】牧原 智⼦
誰かが一緒にいるってことで、こんなにも違うんだ
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小説『君と果実を』【第5回】牧原 智⼦
まっすぐな性格なんだろうな、と思わせる言葉の選び方
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小説『君と果実を』【第4回】牧原 智⼦
私の生活はメールで届く週一回の宿題をやることで成り立っていた
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小説『君と果実を』【第3回】牧原 智⼦
彼が私の前からいなくなることなんてあり得ない
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小説『君と果実を』【第2回】牧原 智⼦
この人とだったら……と私は初めて結婚を意識した
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小説『君と果実を』【新連載】牧原 智⼦
チーフの私は、ここでけじめをつけようと、退社を申し出た