ハタチの時、一人暮らしをはじめた友人Aの家に遊びに行きました。西横浜にある二階建てのアパートで、上階の一番奥まった部屋が、彼の新居です。招かれたのは私とB。もう一人Cがいるのですが、急用で遅れるとのこと。我々は、解禁されたばかりのお酒をチビチビ飲みつつ、他愛のない話をして、時間を潰しました。山あいの彼方に日が没し、橙色のおぼろ月が「我を見よ」と自己主張をはじめた頃、よもやま話は怪談奇談にシフトし…
[連載]奇想・追想・烏兎怱怱
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