【前回の記事を読む】「あれっ」利用者がほとんどいない無人駅で見かけた「人物の正体」次の日の昼休み、いかにもふと思い出したふうを装って私は所長に聞いてみました。「このあたりに学校はないとおっしゃいましたよね」「佐伯さん、あの駅で見たっていう女の子、まだ気になっているの?」刑部さんはからかうような言い方で屈託なく笑い、「町役場に隣接して月ノ石資料館というのがあります。そこの館長の浜村(はまむら)さん…
[連載]月光組曲
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小説『月光組曲』【第4回】間埜 心響
日本における大多数のサラリーマンが「ごく普通に」もつ価値観
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小説『月光組曲』【第3回】間埜 心響
「あれっ」利用者がほとんどいない無人駅で見かけた「人物の正体」
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小説『月光組曲』【第2回】間埜 心響
「あれだけの美人だ」と言われる女性に飛び出た“とんでもない噂”
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小説『月光組曲』【新連載】間埜 心響
ずっとエリートだった私が地方に異動…?「お帰りをお待ちしています」!?
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