ようやく〇〇画廊というところで受け入れが叶った時には、すでに沢辺と電話で話してから三週間がたっていた。ふらりと入った画廊の女性オーナーは、快く若いものらのグループ展を応援したいとのことで、さっそく沢辺に連絡すると、即決してきた。他のメンバーもお前に任せるとの旨話しているという。費用は参加メンバー各自の折半。開催は、彼らの大学の夏休み期間である八月に決定した。実はグループ展が近づくと修作はあっさり…
[連載]ノスタルジア
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小説『ノスタルジア』【第3回】森下 修作
上司からのいじめから逃れ…退職した彼を「明るい光が包んだ」
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小説『ノスタルジア』【第2回】森下 修作
芸術肌の少年の決意「来年、必ず受験をして、君に告白します」
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小説『ノスタルジア』【新連載】森下 修作
【小説】アトリエは「廃屋寸前の破れ家」男が過酷な環境で創作を続ける理由
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