教授の仕事実習の最後には毎回、学生を教授室に呼び入れて、コーヒーを飲みながら、「良医とはどんな医者か?」について議論し、命を預かる医者として、医師である前に人間としてどうあるべきかなど、論語を交えて話し聴かせていた。真剣に自分と向き合って、人生訓を語ってくれる教授はそうそういないからか、親や友達にも言えない問題を相談に来る学生達もいた。梅澤の人柄にひかれリウマチ膠原病に興味を持って血液免疫内科を…
[連載]ユーレイズミーアップ
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小説『ユーレイズミーアップ』【最終回】梅原 久範
「どうしたらこの患者を助ける事が出来る?」治療方針で言い合いに
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小説『ユーレイズミーアップ』【第10回】梅原 久範
医科大学の教授に着任!大学勤務医の「3つの使命」とは…
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小説『ユーレイズミーアップ』【第9回】梅原 久範
学生の顔を見た大学総長が「にやっ」博士号の授与式でのとんでもハプニング!
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小説『ユーレイズミーアップ』【第8回】梅原 久範
「2度と膠原病の患者を死なせてはならない」…研修医が抱いた決意
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小説『ユーレイズミーアップ』【第7回】梅原 久範
気管にチューブが入らない。焦燥の最中、苦しみにもがく患者が放った「言葉」
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小説『ユーレイズミーアップ』【第6回】梅原 久範
「先生、苦しい…助けて…」進行する肺炎に立ち向かう研修医
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小説『ユーレイズミーアップ』【第5回】梅原 久範
【小説】患者のためにギターを弾く医者。いつものように病室に向かうと…
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小説『ユーレイズミーアップ』【第4回】梅原 久範
「なんて素晴らしい女性なんだろう」病により失明した患者に医者が感動したワケ
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小説『ユーレイズミーアップ』【第3回】梅原 久範
「警察の捜索から解放される」と思いきや…その直後に向かわされた場所とは
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小説『ユーレイズミーアップ』【第2回】梅原 久範
【小説】「これは、何かの陰謀ですか?」…突然警察の捜査が始まった理由
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小説『ユーレイズミーアップ』【新連載】梅原 久範
【小説】「警察です」回診直前の大学病院…突然の捜査令状!