ショウタからの深夜の電話はやはり緊急ではなかったようで、友達宅での飲み会で酔って私と話したくなったとのことだった。都合のよい女と判断されたのか、気を許してもらったのか微妙なところだ。この前の食事帰りのメッセージについて真意を問うてみたが、「将来結婚したいなら俺はやめとけってこと。俺は悪い男だから」とさらに私を落ち込ませるようなことを言って笑っただけで、それ以上は何も聞くことができなかった。以降、…
[連載]私たちに、朝はない。
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小説『私たちに、朝はない。』【最終回】はしばみ じゅん
「もうちょっと飲まないか?」彼が珍しく二軒目に誘ってきたワケ
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小説『私たちに、朝はない。』【第9回】はしばみ じゅん
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小説『私たちに、朝はない。』【第8回】はしばみ じゅん
【小説】不安交じりの初デート「どうしよう、すごく楽しい」
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小説『私たちに、朝はない。』【第7回】はしばみ じゅん
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小説『私たちに、朝はない。』【第6回】はしばみ じゅん
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小説『私たちに、朝はない。』【第5回】はしばみ じゅん
婚活パーティー後、女性陣の反省会「それで、彼とはどう?」
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小説『私たちに、朝はない。』【第4回】はしばみ じゅん
せっかくのパーティが…婚活女性が思わず「うんざり」したワケ
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小説『私たちに、朝はない。』【第3回】はしばみ じゅん
海上保安官との婚活パーティー。会場を出た先で見かけた男性は…
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小説『私たちに、朝はない。』【第2回】はしばみ じゅん
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小説『私たちに、朝はない。』【新連載】はしばみ じゅん
【小説】「私たちは、日が出ている間に会ったことがなかった」