14 伝える価値観八月。別名葉月。刺すような日差しに青々とした緑の映える夏の盛りだ。八月半ば、日本人にとってなじみ深い行事、お盆の季節。この時期に合わせて帰省する人は、てんやわんやの忙しさだ。駅や高速道路は、人の波でごった返す。お盆の数日間は、日本人が一年の中で「見えないもの」を心に抱き、意識する数日間だといえよう。お国に帰るとまず、仏壇を整え、お供え物を揃える。常には決して忘れているわけではな…
[連載]世を観よ
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エッセイ『世を観よ』【第30回】坂井 音重
命は途切れず、廻るものである
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エッセイ『世を観よ』【第29回】坂井 音重
「天上界と人間界」との愛と悲しみの物語
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エッセイ『世を観よ』【第28回】坂井 音重
人々は山に祈り、様々な信仰を重ねてきた
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エッセイ『世を観よ』【第27回】坂井 音重
ありのままの自然と、造られた自然
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エッセイ『世を観よ』【第26回】坂井 音重
楽しい気分となり、少々、羽目を外してしまう
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エッセイ『世を観よ』【第25回】坂井 音重
ソメイヨシノができたのは江戸時代になってから
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エッセイ『世を観よ』【第24回】坂井 音重
鬼でもそんな非道な真似はしない!
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エッセイ『世を観よ』【第23回】坂井 音重
「お歳暮」を持ち、挨拶回り
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エッセイ『世を観よ』【第22回】坂井 音重
森は切り倒され、コンクリートの建物となる
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エッセイ『世を観よ』【第21回】坂井 音重
「かぐや姫」も竹から生まれた
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エッセイ『世を観よ』【第20回】坂井 音重
人は一人では生きていけない
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エッセイ『世を観よ』【第19回】坂井 音重
もうすぐ大晦日とお正月だ
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エッセイ『世を観よ』【第18回】坂井 音重
その刀を武士が差して、初めて心の魂が宿る
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エッセイ『世を観よ』【第17回】坂井 音重
お茶事とは、単にお茶を飲むだけではない
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エッセイ『世を観よ』【第16回】坂井 音重
「女」が「仮名」で日記を書くという、すごい芸当をやってのけた。
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エッセイ『世を観よ』【第15回】坂井 音重
ついに宿を共にすることになった。
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エッセイ『世を観よ』【第14回】坂井 音重
「それ夏だ!やった、やった!万歳、万歳!」
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エッセイ『世を観よ』【第13回】坂井 音重
これぞ大和魂のなせる匠の技といってよいのだろう。
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エッセイ『世を観よ』【第12回】坂井 音重
あの夏の日々を思い出すと、なぜか郷愁にかられ、心がなごむ。
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エッセイ『世を観よ』【第11回】坂井 音重
「文明開化、ありがたや!ありがたや!」