10 梅の実梅雨というと雲も垂れ下がり、シトシトと雨が降る空模様を連想する。梅雨は、中国の長江下流から台湾、日本の沖縄へと訪れる長い長い雨の季節だ。この時期、湿度が上がり黴(かび)が発生する。季節の特色として「黴雨(ばいう)」といわれていた。毎日毎日降る雨。それに梅という字を当てはめ「梅雨(つゆ)」という言葉がつかわれるようになった。この季節の梅の実は緑色で、いかにも初々しく、生命力を感じる。梅…
[連載]世を観よ
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エッセイ『世を観よ』【第10回】坂井 音重
長く続いただけでは何の意味もない。
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エッセイ『世を観よ』【第9回】坂井 音重
カラスの勝手でしょう、カァカァカァ
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エッセイ『世を観よ』【第8回】坂井 音重
和食が「ユネスコ無形文化遺産」に登録された。
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エッセイ『世を観よ』【第7回】坂井 音重
豊かな言葉が、さながら宝石のように散りばめられている。
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エッセイ『世を観よ』【第6回】坂井 音重
岩を割ってでも成長し、どっしりした黒い幹を持つ生命力。
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エッセイ『世を観よ』【第5回】坂井 音重
熊野は時の権力者、内大臣「平宗盛」の愛人
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エッセイ『世を観よ』【第4回】坂井 音重
中国では白紙に黒文字を書いたり、黒い服装で出かけたりすることを忌み嫌った
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エッセイ『世を観よ』【第3回】坂井 音重
半世紀前、日本では容器に入った飲み水を買うようなことはなかった。
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エッセイ『世を観よ』【第2回】坂井 音重
悪いことというのをしりながらも、行動してしまう。
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エッセイ『世を観よ』【新連載】坂井 音重
時の首相であった犬養毅が残した最後の言葉は『話せば解る』である。