【前回の記事を読む】シリンジをまわされた日本人男性…フロリダの自宅アパートに戻ると、不法滞在の仲間が集まっていた。“トライトライ”と…キングサイズのエアーベッドがブルブルと激しく軋み続ける音、その上に四つん這いで誰かに小刻みに後ろから抱かれ突き動かされている女は誰だろう。耳にかけた黒髪はすぐに滑り落ちてまたかけ直すがあっという間に弾け飛んでそれを諦め、せり出した肩甲骨を雛のように動かしながら前方…
[連載]ケルベロスの唄
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小説『ケルベロスの唄』【第6回】佐々木 啓文
キングサイズのエアーベッドがブルブルと音を立てて軋み続けている… そこには誰かに抱かれている女性がいて…
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小説『ケルベロスの唄』【第5回】佐々木 啓文
シリンジをまわされた日本人男性…フロリダの自宅アパートに戻ると、不法滞在の仲間が集まっていた。“トライトライ”と…
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小説『ケルベロスの唄』【第4回】佐々木 啓文
となりに座る女が注射針を腕に埋めたまま肩をすくめ、「ねえ、ちょっとそこの明かりつけてよ。暗くてよく見えないじゃん」
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小説『ケルベロスの唄』【第3回】佐々木 啓文
アメリカのフロリダ州。普段は日本食レストランで働いている二人だが、アパートに帰るとオランダ産のマリファナを吸って…
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小説『ケルベロスの唄』【第2回】佐々木 啓文
フロントガラスに口紅で『BUY ME!』、ボンネットの上には巨大な角――その他にも見慣れない車を何台も見つけた
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小説『ケルベロスの唄』【新連載】佐々木 啓文
フロリダに住む日本人。車内ではドアロックをかけ、短銃を膝の上において待機する。以前、トラックに乗った若者に銃を向けられ…