【前回の記事を読む】わずか70騎で平家と対峙した源義経——「一ノ谷の戦い」では、急峻な崖から駆け降りる決断をした。生死を賭けたその理由には…戦始末の様子を見分しに、従卒を連れて浜を歩いていた九郎は、山際に部将、熊谷直実(くまがいのなおざね)の姿を見た。砂を踏みしめながら近寄ると、崖下で土を掘る郎党に指図をしていた熊谷が振り返り、義経に跪いた。「殿」「何をしている」「塚を作っております」「誰の塚だ…
[連載]するすみ九郎
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小説『するすみ九郎』【第6回】三崎 暁子
優しい眼差しに一目で惹かれた静――だが義経は、家族を奪われた壮絶な過去を秘めていた
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小説『するすみ九郎』【第5回】三崎 暁子
わずか70騎で平家と対峙した源義経——「一ノ谷の戦い」では、急峻な崖から駆け降りる決断をした。生死を賭けたその理由には…
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小説『するすみ九郎』【第4回】三崎 暁子
断崖絶壁から馬で駆け下りる――平家に勝つため義経が選んだ“非常識で無謀な策”とは【鵯越の逆落とし】
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小説『するすみ九郎』【第3回】三崎 暁子
「髪に差したい」――花一輪に恋心を託した若武者。義経が味わった束の間の幸福は、なぜ断たれた?
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小説『するすみ九郎』【第2回】三崎 暁子
裸足で現れた若武者・源義経、平泉で藤原秀衡と歴史を動かす邂逅に至る
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小説『するすみ九郎』【新連載】三崎 暁子
1189年、奥州・平泉。最期の日々を過ごす源義経は、静かに“あの日々”を思い出していた――