堂ぬちの暗さに馴れつヽ見上ぐれば 釈迦牟尼如来のやさしき瞳はも

若葉洩る光に見れば岩淵のしぶきに 濡れつヽ鶺鴒せきれい飛ぶも

 

暁の星かげ寒し露おりて貨物列車の屋根は光りぬ