補完代替医療の種類
ひと口に「補完代替医療」といいましても、さまざまなものがあります。以下はアメリカの国立補完代替医療センター(NCCAM)の分類によるものです。
・代替医療体系……伝統医学系統、民族療法(東洋伝統医学、アーユルベーダ、ユナニ医学など)
・精神・身体インターべンション……瞑想、祈り、心理・精神療法、芸術療法、音楽療法、ダンス療法など
・生物学に基づく療法……ハーブ、食品、ビタミン、ミネラル、生理活性分子など
・整体や身体を基礎とした方法……脊椎指圧療法、整骨療法、マッサージなど
・エネルギー療法……気功、レイキ、セラピューティックタッチ、電磁療法など
このように補完代替医療の範囲と考えられるものは非常に多く、多方面にわたっています。
中にはその有効性の確認が困難なものも含まれますが、多くに共通していえることは、「ライフスタイルを改善し、心と体のバランスを保つことによって、自然治癒力を高める」という考え方ではないでしょうか。
こうしたことから、補完代替医療は、健康保持やストレスの克服、保健・予防を目的とし、自然治癒力の向上やライフスタイルの改善などを図るのに適しているといえます。