欧米やその他の地域からの観光客も順調に増加をしている状況です。訪日客が利用した主な交通機関として第1位に挙がるのが鉄道・モノレールで、2019年の7〜9月の統計では実に71.6%もの方が利用しているという記録が出ました(図2)。
日本の鉄道は正確性や定時性が高く、運休も起こりにくいので観光客にとって便利で使いやすい乗り物として、海外で高い評価を受けています。つまり、海外からのお客様にとって、観光地や目的地へ向かう入口としての第一歩が鉄道となるわけです。
2021年は延期になった東京オリンピック・パラリンピックが行われる他にも、2022年開催予定のワールドマスターズゲームズ、神戸での世界パラ陸上、2025年の大阪万博など、日本での世界的ビッグイベントが立て続けに予定されており、長期的な視点で見れば、今後も外国人観光客数は伸びていくものと思われます。
それに伴い、今後は英語だけでなく、第二外国語、特に韓国語や中国語、ひいてはフランス語やスペイン語、ポルトガル語などについても英語と同等の立場で必須になってくる時代もそう遠くない将来ありうるかもしれません。つまり、英語は使えて当たり前。
「英語プラスもう一つ」というレベルが要求されることにゆくゆくはなっていくでしょう。だからこそ、英語は最低限身につけておかなくてはならない言葉であると捉えていく必要があります。