そんな難しいタイプの人でも、感情を切り離すスキルを身に付けている人は簡単にいなすことができる。
言われたことを冷静に聞き、良いところは良いところとして受け止め、アイデアを拝借するという行動が取れる。これはここで取り上げるコンピテンシー※とはちょっとズレるが、現場ではリアルに解決していかなければならないことが山ほどあるのである。
多様性を理解したら、チームや組織のメンバーの特徴を知る努力をしよう。
強みと弱みという自己申告と他者評価の間に大きなブレがあるものを聞いたりすることから始めるのはお勧めしない。
相手の好きなことや自信をもって取り組んでいることとか困っていることから始めることをお勧めする。
ただでさえ、あなたとメンバーの間には見えないパワーバランスが生じていて、あなたには本音を言いにくい状況にあるのだ。
海外組織で働いていて感じたことであるが、確実にプロジェクトのリーダークラスはこのコンピテンシー※が高い。日本人組織を引き合いに出すのはあまり良くないことだとは思うが、圧倒的な差を感じた。
※高業績者に共通してみられる行動特性のこと