今回は短時間の外出でしたが、とても楽しかったです。けど、とても疲れました。思ったより体力が弱っていることを実感して、明日からの自主トレーニングと予防のためのリハビリを頑張ろうと再確認しました。
こうした自分自身の肉体的、精神的な闘いも重要ですが、ほかにも絶対に考えなければならない大切なことがあります。「お金」の問題です。そこで「がん」との闘いで大事な「治療費と保険」について考えてみたいと思います。
日本人の死亡原因のトップは「がん(悪性新生物)」です。全体の死因の27.8%が「がん」で、次に15.2%の「心疾患」、8.2%の「脳血管疾患」と続きます(厚生労働省の平成29年人口動態統計より)。
年齢別で見てみると、20〜39歳では「自殺」および「不慮の事故」が死因のトップですが、40〜89歳では「がん」が死因のトップになります。どちらかというと高齢になるほど「がん」の発症率は高くなると考えられます。
また、「がん」が死因のトップに出てきた背景には、ほかの病気の原因や対策がしっかり取られて死亡率が減っていることに対して、「がん」の発症原因について不明な部分が多く、その対策が「早期発見」が中心であること、さらに日本人の高齢化があると思います。つまり、がんの予防はなかなか難しいのです。
次に、がんの治療費について見てみましょう。厚生労働省の医療給付実態調査の統計によると、「がんの入院費用」はおおむね60万円くらいで自己負担額は18万円くらいです(3割自己負担の場合)。
ただし、「悪性リンパ腫」と「白血病」の医療費はそれらより高額になっていて、それは治療に要する期間が長くなることが原因だと思われます。特に白血病は時間がかかり、その分だけ費用も高くなります。
また、この統計にある金額は健康保険制度に則った治療に関する費用なので、いわゆる「先進医療」や「自由診療」などの費用は含まれていません。「先進医療」や「自由診療」と呼ばれる治療は、高度な技術や未承認の薬などを使うので健康保険制度の対象外、その治療費は全額自己負担になります。