ある時、アミはアライに話した。
「このひまわり畑の向こうに美しい川が流れているわ。川の名前は『サザール川』というの。そして、その川の向こうには、私しか知らない花園があるのよ。そこに行ってみない?」
「うん、そうだね。どんなところだろう。アミが気に入ってるところなら美しいと思うよ」と、アライ。
そう言うと二人は、マナを連れて、畑の中を歩き始めた。しばらく行くと、川の流れに出会う。
「この川は、サザール川なの。あの向こうにある万幸脈から流れてくる水だから、ひまわり畑は、一年中、いつも美しい花を咲かせるの。だから、この水は大切なの……」
そう言って、アミは川の水を手ですくい、おいしそうに飲んだ。
「あっ、僕も飲んでみよう!」アライはそう言って、川の水を飲んだ。
「おいしい、おいしい、この水は、特別な味がするぞ!」アライは、喜びながら水を飲む。
「もっと、もっと!」
その川を渡って、しばらく歩くと、白いユリの花がたくさん咲くところに来た。
「ここからが私の花園よ。ここから先は、まだ、私しか入ったことがないの。この花園に入る時は一つの呪文を唱えなければならないの。それは、神様から教わった言葉。私が唱えるわ……」とアミ。
「わが血にて……えいあのかぎり……」アライはびっくりした。
『この言葉は、私が父上から教わった言葉。どうして、アミが知っているのだろう?』
アライは、目を丸くしたまま、アミを見つめている。アミは、さも当然、といった表情でこう言った。
「アライ、さあ、行きましょう。花園へ」
それまでぼんやりとしか見えなかった花園が美しく輝いて、入り口のような扉が開いた。
ちょうど、結界が開かれるようにして、龍の国よりもさらに次元の高い、六次元の世界がそこにあったのである。
龍の国や星の国は、五次元世界であり、スピリチュアルが優れ、人々の能力は非常に優れていた。
しかし、六次元世界は、さらに精神性が優れ、愛と知性が完全に調和している世界だった。ゆえに、五次元までは戦いあっていたのだが、六次元になると愛と知性によって戦争は解決していたのである
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