【前回の記事を読む】「私は考えることのない小さな花です 言葉をもたない草原の花です――さようなら この世のすべて」17歳の詩から3篇
17歳から20歳後半までの詩 1967年~1979年
潜勢
昔をなつかしく想うことも
未来に希望を抱くことも
自由なのに
なぜ私は止まっているのかしら
つまらない詩ばかり書いて
わけのわからない詩ばかり書いて
この心を奪う人もいない
何かに燃えているのでもない
でも何かをやろうとしている
そしてそれは私の奥底で
ひそかに眠っている
みんなが月日を忘れたらどうだろう
みんなが仕事を忘れたらどうだろう
みんなの生きがいは何ですか
こんなに社会が動いていて 私は動かない