今回のブログは、心外にかこつけて、久方ぶりの介護についてのお話の「ステルス心外」です。
介護施設のホームページのブログでありながら、介護の世界についてこんなにあからさまに書き表すのは、まだこれが初回に続いて4年振り2回目です。
「ブログのことを1年以上長続きさせたいと思うのなら、介護についてガッツリ書くのはやめておいたほうがいい。我々にとっても読み手にとっても身近過ぎる。おのおのに一家言あるから異論続出、自分のほうが見誤ってる場合も多くある。議論沸騰して燃え盛るキャンプファイヤー状態。マキをくべれば燃え上がる。ネタもすぐ尽きる」と忠告してくれる先輩がいらっしゃったのです(Yさんという人)。
そのとおりでしたが、議論沸騰はウェルカムです。それでも書くの!? 介護関連のお仕事の皆様、お久しぶりです。介護のプロの皆様に対して、介護について自説展開なんてするとは無謀ここに極まれり。
神(神?)をも畏れぬ暴挙に等しいと思います。賛同してくださる人はほとんどいらっしゃらなくて、書かれたことに対して「私はこう思う」などの異論続出だと思うのですが、同じ景色が身障者側から眺めるとどのように見えるのか、の解釈の一助になることができたら良いなと思います。
反発も多かろうと想像しますが、誰も語ろうという人もないテーマだと思うから、尚一層の深い考察の端緒(たんちょ)を拓(ひら)くきっかけになれればと思います。
私も含む我々身障者は時々このように聞かれます。
この施設に暮らすのはどうですか? 生きやすいですか? 過ごしやすいですか? 何か困ってることはない? やってほしいことはどんなこと? 不適切介護に相当すると思うことはない? 同性介護を希望しますか?(確かめなさいという規則ができたそう)。
これを聞かれた私は「ええっ? 何を藪(やぶ)から棒(ぼう)に?」とちょっとびっくりします。
なぜ今さらそんなことを言い出したの?と怪訝(けげん)に思いますが、つまり介護関係の人たちはそれほど我々身障者の暮らしを気にしてくれてるんだ、それほど考えてくれてるんだ、ということだと思うのです。びっくりするのと同時にとても有りがたいことです。
だけど、おそらく私たち身障者の答えは似たようなものではないかと思います。醒めた表情を浮かべつつ「うーん、別にぃ……特にありません」。
答えたとしても「エレベーターが異様に寒い」とか、「あそこの時計が2分狂ってる」とか、「もっと美味いメシが食いたい(別に不味いと思ってるわけではない、ただ答えに詰まったから苦し紛れに言ってみただけ)」などというしょうもないことばかりです。
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