【前回記事を読む】投資で資産を増やしたければ、機関投資家の“行動パターン”を学べ! 証券会社で30年以上のキャリアを持つ著者が徹底解説
第1章 アナリストレーティングの基礎知識
アナリストとはどんな人たち?
まず、本題に入る前に、株式アナリストはどんな人たちなのかを説明したいと思います。アナリストには、セルサイド(売る側)アナリストとバイサイド(買う側)アナリストが存在します。私は、一貫してセルサイドアナリストとして仕事をしてきました。
セルサイドアナリストとバイサイドアナリストの最大の違いは、誰がクライアントかということです。セルサイドアナリストの顧客は全ての機関投資家です。
私が所属していた大手外資系証券のアナリストの場合、定期的に電話会議やミーティングを行う機関投資家で300~400社、レポートを配信する機関投資家を含めると1,000社を超える数に達します。
一方、バイサイドアナリストにとってのクライアントは、直接的には社内のポートフォリオマネージャーに限定されます。
本書におけるアナリストは、セルサイドアナリストのことに限定させていただいております。なぜなら、個人投資家の皆さんが、新聞やニュースで目にする「xx証券のアナリストのxx氏」という呼び方はセルサイドのアナリストを指すからです。