伝説の試合・事件 他
4 WWEモントリオール事件。
◆事件の清算。 ブレット・ハート − ビンス・マクマホン。
2019年1月25日(金)
先に書いたプロレス史上に残る「モントリオール事件」には、後日談がある。WWEユニバースの前で、事件の当事者であるビンス・マクマホンとブレット・ハートが仲直りするという試合があり、それは「モントリオール事件の清算」と呼ばれる。12年越しの決着戦であった。レッスルマニア26(2010年3月26日)
ランバージャックマッチ。○ブレット・ハート― ●ビンス・マクマホン シャープシューター〜タップアウト。
ビンスは、モントリオール事件で、ブレットをハメたことを、逆に自分がボコボコにされるストーリーでビジネスにしてしまうところが凄い。12年越しの決着戦だが、ウィキペディアには確か、“もうブレットがレスリングをできる身体の状態でもなかったため、ビンスが攻撃するアングル(シナリオ)は作れず、ブレットが一方的に攻撃して終わることはしょうがなかった”と書かれていた。
ビンスはハート家の人間を連れて、ランバージャックマッチにしたが、ハート家の人間は、ブレットではなく、やはりビンスに攻撃。
ちなみにブレットは(以前の映像の段階で)「俺は20年近いレスラー生活で相手に怪我をさせたことがない」と話し、「自分のパンチには説得力はあるけれど、ちゃんとぎりぎりで寸止めしている」と語っていた。
試合は、ハート家の全員にやられるビンスが、リング下からバール(凶器)を持ち出して、盛り上がるが、リングに上がると簡単にブレットにかわされ、ビンスはバールを落とす。ブレットは、そのバールで攻撃をするが、ブレットがあまりにも一方的に攻めている為、オーディエンスはシーンとしている。