最初の頃は、私も若ければ韓国のサイン会に行きたいわとか音楽番組の観覧に行ってみたいわなどと思っていましたが、実際には行動に移せませんでした。でも今なら言えます。あなたが何歳であっても、韓国に行きたいと思ったら行ってみてください! アイドルとツーショットを撮りたいと思っているなら撮ってみましょう! 私自身、実際に行動に移してみたら、尻込みしていたときには想像できないほど楽しいものだとわかりましたから。

この本にはK-POPアイドルにハマったことで、様々な経験をして元気になっていった普通のアジュンマ(おばさん)のことを書かせてもらいました。失敗談も数知れず、でも幸せな思い出にニヤけた話や推しの一言に感動をもらった話など……。

約10年間の推し活のおかげで私自身が心も体も健康になっていき、おまけに仕事も楽しくできるようになったという嘘みたいな本当の話を書かせていただいております。推し達のお陰で、私の人生は大きく変わりました。本当に楽しい50代を過ごすことができたのです。

推しのお陰で脳も体も元気に、精神面でも前向きになれる、そんな健全な推し活ができたらいいなぁと思いながら、60歳を過ぎた今も推し活を継続しています。そして、今では80歳まで、いえ、一人で渡韓できるうちは、推し活を続けたいと思っています。

推し達を「オッパ(おにいさん)」とは呼べないけれど、オンマ(母親)・ハルモニ(おばあちゃん)世代だけれど、勇気を出してK-POPアイドルに一歩近づいてほしいです。そして、読み終わったらエイヤーとK-POPアイドルの沼に飛び込んでみてください。溺れてみればその楽しさが身をもってわかるはずです。そして、どんどん元気になっていく自分自身を感じられるはずです。

日本のアイドルとは違った楽しみ方ができるので、だまされたと思って沼落ちしてみてほしいです。いつかどこかの現場でお会いできることを楽しみにしております。

 

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