ところが、あるとき久しぶりにテレビで見た日本のアイドルグループに目が留まったのです。子どもが小さかったのでテレビを見て応援するか、せいぜいコンサートに行くくらいでしたが、私の中にまだミーハーな自分がいることに気づいてしまいました。

ただ、時間もお金も余裕のない私にとって、10代や20代の若いファン達のようにずっと一つのグループを追うことはできませんでした。それでもキラキラしているアイドルが自分に元気を与えてくれることを実感した数年間でした。

そして2012年の4月、新しい職場に転勤した私は、新たな環境で今までと違った趣味を見つけようと思いました。それがK-POPグループの応援です。

この本を手に取られたあなたには、気になっているアイドルやグループがいるのでしょうか? それとも「夢中になれるアイドルはいないかしら」と探しているところでしょうか。探しておられるところなら、ぜひK-POPアイドルに目を向けていただきたいと思います。

なぜならK-POPアイドルだからといって韓国に行かないと会えないわけではなく、むしろ日本のアイドルよりも高い頻度で日本のイベントで実際に会って話をしたりサインをもらったりできるからです。とても近い距離でコミュニケーションを取れて非日常感を感じさせてくれるところがお勧めする理由です。

特に新人グループやこれから日本で知名度を上げていこうとしているアイドルがお勧めです。CDを売るためのプロモーションイベントなどでは、積極的にコミュニケーションを取ろうとしてくれますし、何回もサイン会に行くとファンの名前も覚えようとしてくれます。アイドルに自分の名前を覚えてもらえるなんて、本当にありがたいことですよね。

私も最初はこんなおばさんがK-POPアイドルを好きになってよいのだろうか、変な人と思われないだろうかと不安だらけでした。でも今では一人ででも韓国まで応援しに行くほどになりました。