考察・競技 他
2 蝶野正洋は、とにかく、コメントや題に、インパクトを残す。
2018年1月19日(金)
蝶野正洋は、テレビの「バラいろダンディ」という番組で、MCで真ん中のポジションに立って司会をしている。
先日も面白かったのは、視聴者からのメールを蝶野の横の女性が読んでいたのだが、内容は「うちの夫は、私が疲れているのに手伝ってもくれず……」。蝶野は「これ、マルティーナ(蝶野のドイツ人の奥さん)じゃないよね」とボケなのかツッコミなのか、そんなことを言って笑いを誘っていた。
蝶野は、ハッタリでも大きなことを言って、マスコミや視聴者を注目させる術が巧い。
例えば、昔、お笑い芸人の爆笑問題が社会問題などを取り上げて、1人に提案を言わせて、それが通るかを議論して、通すか、通さないか、決めるという番組をやっていた。ある時、蝶野がゲストで呼ばれ提案した。
「教師の校内暴力を認めます」というもの。
絶対に反対側につく人が多そうだからこそ、インパクトがある。蝶野がどこまで本気でこの議題を提案したかはわからないが、途中では「本気に殴るとかではなくて、おしりをペンペン叩くとかそういう方法もある」と言っていた。やはり反対意見が勝った。私が言いたいのは、蝶野がインパクトのある題を持ってきたところだ。
他にも、昔、プロ野球時代に巨人やオリックスで不振にあえいでいた清原和博元選手に、PRIDE進出か? などの憶測記事が出ている中で、私はパソコンのニュースで見たのだが、蝶野は、
「清原よ、プロレスに来い!」
改行2行取りと言ったという。私もこれはないだろうと思ったが、そういう発言を出すことは可能性がなくても、インパクトは充分だ。
時には蝶野のように、何かインパクトのある言葉・題を唐突に出すことは刺激があっていい。