絵本・漫画 ペット 絵本 猫 2024.12.03 まだ目も開かないへその緒が付いた子猫4匹―その日の夜までにみんな死んでしまった… ぼくはないた 【最終回】 ほんだ よしこ どんなに小さくても、みんな同じ、尊いいのちを持っている この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 雨の降る6月のある日、生まれたばかりの4匹の子猫が捨てられていた。か弱い体で懸命に生きようとするも、簡単に奪われてしまういのち。人間の都合に翻弄され、苦しむ動物たちを少しでも減らしたい――。そんな思いから、「いのちの重さ」を問いかける。生き物を大切にし、思いやりのある心を育てる絵本。※本記事は、ほんだよしこ氏の書籍『ぼくはないた』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 ぼくはないた
エッセイ 『続・人災 子どもは親を選べない ~“毒親”は“家”を滅ぼす~』 【第5回】 深草 カオル 二男の出産のため実家に帰省。一歳数カ月の長男にも手をあげた父 父が小さな子どもにもすぐ手をあげてしまう癖は、年を取ってからも変わらなかった。しかも、叩かれて解るような年齢にもなっていない可愛い盛りの小さな孫にも、父は容赦なく手をあげた。私は二男の出産のため、まだ一歳数カ月の長男を連れて、しばらく実家に滞在していたことがある。この時に事件は起きた。私が二男を出産して十八日目のことだった。四人で昼食のザルそばを食べるために、私と父、一歳七カ月の長男は、テーブル…
小説 『柴犬回想記 真珠湾の静寂vsワシントンD.C.の喧噪』 【第19回】 坂田 憲治 プロはそっと舞台袖に隠れて、最高のタイミングを窺う。成功が約束されたその時、『あいや、暫く!』と我々外交のプロが舞台中央に躍り出るのが最高の見せ場。 「米国が突き付けている『中国からの撤兵、満州国の放棄、三国同盟からの脱落』等の交渉の前提条件は到底今の日本は受諾できず、日米交渉の行方は『早晩決裂』が必至」「決裂必至の交渉の場に赴任し、その失敗の責任を取らされては輝かしい将来が台無しになる。そのような貧乏くじを引くことは絶対に避けねばならん。最初から自分の経歴に傷が付くことが明らかな場面で手を挙げる『酔狂な外交官』など誰もいないはずだ。「こうい…