エッセイ 自伝的エッセイ 交通事故 火傷 2024.09.19 18歳で結婚、そして出産。若くしてママになれたからこそ、精一杯の愛情を注いで育てていこうと心に決めた。 Re:start 【第5回】 森 亜美 どう生きるかは自分次第。突然障害を負ったとしても。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 10代で結婚して母となり、幸せな家庭を築いていたある日、運転していた乗用車が交通事故に遭って炎上した。瀕死の大火傷を負い、意識不明の重体から脱すると顔かたちが変わっており、両手の指先を切断せざるを得ない事態が待っていた。泣き暮らした日々を経て、家族や周囲の支えを得て新たな日常をつくり上げていった、ある母親の渾身の記録。※本記事は、森 亜美氏の書籍『Re:start~全身の60%に火傷を負った私~』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 Chapter1. 私の生い立ち〜幸せな結婚生活 高校中退 17~18歳の頃は、カラーコンタクトやエクステが流行った時代でもあり、両方とも付けて自己満足に浸っていました。
エッセイ 『遠い夢の向こうのママ 毒親の虐待と夫のDVを越えて』 【第14回】 かおる 私だけが何も知らなかった…真実は辛すぎて部屋でひとり、声を殺して毎日泣いた 小学3年生からアイロンをかけさせたのも、私の世話をしたくなかったのだろう。喧嘩の度に「なんであんたの洗濯しなくちゃいけないの」と言って、私の洗濯物を洗濯機から取り出し、私の顔に投げつけていたのも、私の世話が嫌だった気持ちの表れだろう。新田のお父さんと、お母さんが、実の親ではない。私はハッとした。「次にあんたがここに来た時、お母さんはいないからね!!」と言っていたのは、このことだったんだ…。家庭の…
小説 『娘からの相続および愛人と息子の相続の結末[人気連載ピックアップ]』 【第14回】 川井 れもん 「嫌な予感がする」2回目の調停を前に姉が呟く。愛人の女には遺産相続のやり直しが決して行われる事がない自信がある...? 私達は相手側の弁護士より遅れて退出した。姉と相手側の弁護士とのやりとりは、私の離婚調停の時とは違ったもので雄二は初めて見るものだったので、お互い何も言葉にすることができないまま、心の中で驚いていた。そんな状況を見た姉は、午後1時に姉の法律事務所へ2人で来るように言った後、次の依頼人に会うため裁判所から離れていった。私達は自宅に戻ると約束の時間に遅れるので、事務所の近所にあるファミリーレストランで…