孝雄からのメール
五月二十二日(水)
生きていくうえで家族は、何よりも大切なものだと気づきました。毎日ずっと景子のことばかり考えています。死ぬほど会いたいです。子どもたちとは、血のつながった父親です。お願いだから切り離さないでください。家族の絆以上に大切なものなんて何もないです。このまま離婚されたら死んでも死にきれないです。
別居でも仕方ないし、どんな誓約書も書きます。心を入れ替えて命がけで頑張るから、離婚しないでください。景子に会いたいです。
五月二十六日(日)
誕生日おめでとう! 元気でいますか? あれからも景子のことを、いっときも忘れたことはないです。毎日会いたくて仕方ないです。
今までのこと、自分が悪かったです。本当にごめんなさい。生きていくうえで、家族の絆が一番大切なことだとわかりました。景子のことを心から愛しています。僕にとって、いつまでも景子が一番大切な人なんです、信じてください。
血のつながった子どもたちとも縁を切らないでください。親として当たり前のことですが、我が子を心から愛しています。景子と子どもたちは、僕の生きがいのすべてです。どうかわかってください。
このまま終わったら、死んでも死にきれないです。どんな形でもいいから、力を合わせて生きさせてほしいです。もう一度考え直してください、景子を信じています!