孝雄からのメール

十二月二十六日（水）

何もしてあげられなかったけど、それでも家族のたいると思っていました。学校、家のローン、生活にお金がかかるから頑張らないといけないと思めに働いてっていました。迷惑ばかりかけたけど、それでも人の親です、正月くらい子どもたちの顔が見たいです。

ごめんなさい、景子ちゃん。年賀状の住所もわからなくて一枚も出せないです。いつも頼りっぱなしで、何でも景子ちゃんがやってくれていたから、本当にありがとう。

一段と寒くなってきたから、みんな風邪ひかないように気をつけて。

十二月二十七日（木）

景子ちゃん、どうしていますか。一緒に仲良く暮らしていきたいです。今までのことを反省して、もう一度やり直したいです。

景子ちゃんを愛して、何があっても一生を共にすると決意して結婚したんだから。景子ちゃんへの気持ちは、ちっとも変わってないし、一緒に暮らしてきて、もっと強くなっています。帰ってきてほしいです。

景子ちゃんがいなくて気持ちが塞（ふさ）いで倒れそうだけど、帰ってきてくれた時のために、仕事だけは辞めまいと、何とか踏み留まっています。

景子ちゃん帰ってきてください。お願いします。

十二月二十八日（金）

景子ちゃん会いたいです。何があっても自分の妻は、景子だと思っています。一緒に暮らしていきたい。弁護士を立てて、お互い傷つけ合って、ずたずたになって一生を終えるなんて絶対に嫌です。帰ってきてほしいです。景子ちゃん、お願いします。

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今日は仕事納めでした。家に帰ってきたけど、何もない。景子ちゃん、何もないよ。辛いよう、景子ちゃん、寂しくて辛いよう。

十二月二十九日（土）

景子ちゃんがつくってくれた御飯が食べたいです。ほんとは、いつも美味しいと思っていたのに、あんな言い方してごめんな。一緒に食べたり、横に座って話がしたかったんです。ごめんなさい。

仕事の件は、景子ちゃんが心配だったからなんです。本当です。景子ちゃんが大好きだから心配だったんです。今は、なんて馬鹿なことを言ってたんだと後悔しています。ちゃんと謝って、帰ってきてほしいです。このままだと一生後悔します。話がしたいです。景子ちゃん、お願いします。

十二月三十日（日）

景子ちゃん、どうしていますか。今日も独りぼっちです。正月くらい一緒にいたいです。景子ちゃんのこと愛しています。寂しくて仕方ないです。

どんなことがあっても、妻は景子ちゃんしかいません。景子ちゃんが、この孝雄の妻です。話がしたいです。帰ってきてほしいです。景子ちゃん、ごめんな……お願いします。

十二月三十一日（月）

もうじき今年が終わってしまう。景子ちゃんがいなくて独りぼっちです。辛いです。休みに入っても、三日ともカップラーメンばかり食べています。景子ちゃんに会いたい。

景子ちゃんを絶対に裏切らないと誓うから、もう一度やり直してもらいたいです。一生、僕の妻は景子しかいないです。景子ちゃんのこと一生愛しています、たった一人の妻だから。

正月くらい、人として、子どもたちの顔が見たいです。景子、お願いします。

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正月だけでも携帯つなげてもらえないですか。お願いします。

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今年も終わりやなぁ。家族と一緒にいたかった。寂しいよ。