コウキ:そのとおりです。なぜならば、自分固有のやり方で生命を表現したいという自己表現欲を満たすために、個性はその基礎や手段としてその人の強み、優れていること、魅力や輝きとなるからです。

そして、強み理論によれば自己の個性、優れていることや強みを最大限に発揮することは自分にとっては比較的容易であり、その卓越したレベルに達した強みに基づく創造力を生かして最高の成果を上げ社会のためにより良い貢献ができる可能性があるからです。

サキ:そして、自分独自の身体・知性・魅力という個性を最大限に生かした自分らしいやり方で創造力を自己表現し、オンリーワンを目指(自己実現)したいということですね。

コウキ:そのとおりです。この場合自分が最も輝ける環境に自分を置き、個性を生かし自分らしい人生を送ることが成功し幸せに生きる秘訣です。

POINT 個性

①私たちは必ず個性を持っています。

②個性を卓越的なレベルまで磨き上げ、それを基礎として創造力を発揮し、夢を叶えると同時に社会へ貢献することが大切です。

2 考え方  

ここでは自分軸における基本的な「考え方」、具体的には「自分の理想像」「人生の目的」「六自力」「内発的動機」などについて説明しています。

(1)自分の理想像と理想の実現力

サキ:自分軸を決定する場合にはまず「自分の理想像を決定」することが大切なのでしょうか。

コウキ:そのとおりです。まず、主体的に将来なりたい自分の理想的な自己イメージ(「理想自己」)を明確にすることが自分軸を決定し、成功し幸せな人生を送るためには必須です。

このように明確な理想を描き続け、その達成のために継続的な努力を重ねれば必ずそれが叶えられます(「理想の実現力」)。

この場合、理想の自分になるための方法としては例えば、モデリング(自分が尊敬し憧あこがれ 2)理想とする人[ロールモデル]をまねること)などの方法が有効です。

サキ:理想の実現力とモデリングですか……。私も活用したいと思います。

コウキ:頑張って下さい。この場合、潜在意識を活用してなりたい自分という自己の理想像を明確にありありとリアルにイメージすること(「イメージング」)によって、ホログラフィック3)な体験をし、ワクワクして継続的な最大の努力をし、なりたい自分になり、成功し幸せな人生を送ろうということです。

サキ:よくわかりました。

POINT 自分の理想像と理想の実現力

①明確な理想を持ち続け、その実現に向けて継続的な努力を重ねれば、その理想は実現します(「理想の実現力」)。

②このためには高い理想像を繰り返し明確にイメージし、それに向かって継続的に努力することが大切です。