小説 絵本・漫画 絵本 髪の毛 多様性 コンテスト大賞作品 2023.12.13 【絵本】くるくるのかみのけをもつくるくるさん。目立つのでトクしてる?! くるくるさん 【第1回】 まきの みそら 幻冬舎グループ主催 第3回絵本コンテスト大賞受賞作品 この記事の連載一覧 次回の記事へ 最新 みんなとちょっぴりちがっていることって、みんなよりちょっぴりトクしているかも。じぶんと じぶんの ”すき” を たいせつにできる おはなし※本記事は、まきの みそら氏の書籍『くるくるさん』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 くるくるさん
小説 『眠れる森の復讐鬼』 【新連載】 春山 大樹 赤信号無視の乗用車が、トラックに衝突し大破した。シートベルトをしていなかった重症の若者が搬送された、その病院の医師は… けたたましいサイレンの音が鳴り響いている。そしてその音は嫌な気持ちになる程どんどん大きくなってきて、すぐそこまでやってきたと思ったら突然聞こえなくなった。ERの自動ドアが開いて救急車から下ろしたストレッチャーを白いヘルメットと青いコートを身に着けた二人の救急隊員が中に運び入れた。ストレッチャーの上で、頸椎カラーを装着され、オレンジ色のクッションで頭部をバックボードに固定された若い男が苦しそうに冷…
小説 『カナダの風』 【第11回】 森園 初音 船底には、檻に入った若い娘たちがいた。外国の港に着くと、一人ずつ大勢の前に立たされ、「50ドル、若い子だよ」と… 万蔵はこの口之津で生まれ育った。知り合いの兄貴のような人から、外国船に乗って仕事をすると給金も高いし、唐(中国)や天竺(インド)などの珍しい国を見て回れるぞ、と聞かされて育ち、いつか大きくなったら自分もそんな大きな船に乗って外国に行こうと決めていた。船の修理の手伝いや、漁に出る人の船に乗って漁の手伝いをしながら成長していった。港近くで成長した万蔵は少し英語が話せたので、水夫としてイギリス船に船員…