エッセイ 『遠い夢の向こうのママ[注目連載ピックアップ]』 【第13回】 かおる 大学生になった頃、母から「大事な話がある」と戸籍謄本を差し出された…「パパは暴力団員で、本当の母親は……」 【前回記事を読む】高校卒業の日、母は友人を“付き合う価値がない人間”と値踏みした…「私立の高校の人らはくだらない」と馬鹿にしてきた。そんなある日の夕方、突然ママが「ちょっと話があるからここに座って」とダイニングテーブルに向かい合って座った。真剣な話だと思わず、冗談ばかり言って茶化しながら座る私。いつの間にかパパは別の部屋に姿を消していた。ママが一枚の書類を見せてくれた。戸籍謄本だった。「あんたの…
小説 『お世話になります』 【第18回】 英公 謝罪する娘婿に「離婚届にサインして今すぐ出て行って。お願いします」と言い放った母親。だが父親が「冷たすぎ」と言い始め… 【前回記事を読む】帰宅すると机に離婚届が…それから妻が家に帰ってこなくなった。妻の実家なのに…ひと月後、ある連絡から妻の居場所が判明し…愛は2DKのマンションで一人暮らしをしており、真奈美は中に招かれた。その日、愛はたまたま休みであったが瞳はちょうど仕事に出ていた。そこで愛は我慢しきれず真奈美に電話したようだ。真奈美は部屋へ入るとすぐ愛に頭を下げた。「愛ちゃんありがとう。それと連絡してくれてあり…