絵本・漫画 絵本 お洋服 2023.06.23 「ぼろぼろになっちゃったお洋服」でママが作ってくれたプレゼント トゲトゲのふく 【最終回】 ゆかりこ トゲトゲってなんだろう?? この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ なんだか元気がないひなのちゃん。その理由は、今日のお洋服が大好きなアレじゃないから。 「よごれても、ちっちゃくなっても、一緒にいたい!」 素敵なアイデアで、ひなのちゃんは元気になれるかな?※本記事は、ゆかりこ氏の書籍『トゲトゲのふく』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 【前回の記事を読む】パンダくんにお洋服をプレゼント!「かわいくて うれしくて スリスリスリ」 トゲトゲのふく
小説 『曽我兄弟より熱を込めて』 【最終回】 坂口 螢火 用意した死に装束を、我が子に着せる。まだこんなに小さいのに、斬首だなんて…私が身代わりになって死にたい! 青天の霹靂とは、まさにこのこと。聞いた母の驚きは尋常のものではない。「エ――エッ! 何と、何とおっしゃいます!」声さえ別人のごとく裏返って、「厭です! 厭です! 渡しません、断じて……」絶望的な悲鳴を上げ、曽我太郎に取りすがって泣きわめいた。その母の絶叫に驚いて、一萬と箱王が「母上! いかがなさいました」と座敷に駆け込んでくる。「オオ――一萬、箱王」母は無我夢中で二人を左右にかき抱くと、黒髪を振…
小説 『鼠たちのカクメイ』 【第36回】 横山 由貴男 「これが幕府の威信を吹き飛ばした男の顔か」大塩平八郎の首を見て高笑いする家斉。誰もこのワンマン大御所を止められない 【前回記事を読む】大塩の首をこの目で見たいと言う大御所・徳川家斉に謁見するため、カイは田沼意留とともに“一介の旗本”として江戸城に乗り込む廊下に出ると奏者番以外にも数名の屈強な家臣たちが待ち受けていた。カイを中央にして一行は粛々と松の廊下を進んでいった。ただ長袴という大仰な衣装のため、その歩みは牛のように遅かった。その際何人かにもすれ違う。将軍宣下や年頭拝賀など公式行事には、百名を超える幕閣・大…