フィリピン旅行の最終日の夜、荷物をまとめる作業をしていると、その時一緒にいた女性は、こちらから頼んでもいないのに、服をたたんだりサンダルをしまったりして手伝ってくれるのである。恐らく、もう二度と会うことのないであろう、この私のために(後述)。日本の中年男性がフィリピーナたちを探しに行くのをよく批判されるが、その風潮はどう考えてもオカシイ。
何か問題でも?確かに五五歳での青春は、十代の頃の青春と違いはある。でも、それを克服する方法はちゃんとある。
一、金の介在……二人の間の年齢差を埋めるためのいい方法である。
これは国内でも同じこと。お小遣いをあげたら、二人の距離が縮まるのは当然だ。ただ、海外(東南アジア)の場合は、家族みんなを助けてあげる気持ちが大切となる。自分は心が優しい? 何々が得意だ? 人間性が優れている? それだけでは正直キビシイ。
二、他人をそのまま信用はしない。
相手を冷静に見られるのだから、これで良い。
三、体力的に無茶はできない。
今の五十歳・六十歳代の日本人男性はみな元気なので、何の問題もない。
四、『勃ち』が悪くなる。
今は良質のサプリ・ED治療薬がある。
五、自分の体臭・口臭が気になる。
スポーツジムなどで、なるべく汗を流すべし。
歯のケアはとても大切。日本の歯医者の腕はピカイチなので、クリーニングなどに継続的に通えばよい。ちなみに、前述のシドニー在住の友人は、そのためにだけ来日する。