【前回の記事を読む】不動産スタッフの自問自答「上手くいかなかったとき、愛があったか?」

第1章 不動産のお仕事

屋形船

これから起業をする人たちで、同じホームページを使って仕事をする会社が集まって、懇親会がありました。東京の隅田川を走っていきました。屋形船。

田舎から出てきて、仕事の内容も説明できるほどの経験も乏しく、初めて会う人たちと、なじむことができるかどうか、不安は尽きぬまま、目の前に並ぶご馳走に、ごまかされそうになります(笑)

屋形船は隅田川を走り、お台場まで行きました。屋形船のなかは、魚や肉の料理がたくさん並び、和やかに会食が始まりました。

初対面の人たちは、ただ単に初めての会見というだけでなく、これから始まる新しいことに挑戦する意欲と不安に満ちている人たちの集まりでした。だから私も、一人でも多くの人と接見し、見聞を広めたいと思っていました。

目の前の食事は、参加する面々の不安を打ち消すように、たくさん並べてありました(笑)

船の外は、だんだん薄暗くなってきます。船内の雰囲気は、お酒の力もあって騒々しくなりました。懇親会の主催者は、みんなの気持ちをほぐすように、話しかけてくれます。

参加者のなかには、すでに会社を経営していて、今後の方針を変えてみようと考えている人もいたことでしょう。まだ起業したばかりの私は、これから海のものとも、山のものともわからない、新会社を経営していくのに、インターネットを取り入れようと決めたばかりでした。何もかも初めて尽くしで、張り裂けそうな思いで懇親会に参加したのです。

いざとなったら、どうにかなるさ!! どうしようもないのですから……。一つひとつできることをやっていくしかない! 真新しいことの連続です。